IPアドレスごとにFTP接続を許可
Lolipop!レンタルサーバーを利用している場合のFTP接続の設定方法を説明します。
Lolipop!サーバーでは、許可したIPアドレスからしかFTP接続ができないようになっています。
そこで、まずはサーバーの管理画面で、アクセス元のIPアドレスからFTP接続を可能にするための設定を行う必要があります。
Lolipop!レンタルサーバーの管理画面にログインし、左側のメニューから[セキュリティ]→[FTPアクセス制限]と進みます。

FTPアクセス制限の画面が開くので、図の赤線で囲われている部分に書かれているIPアドレスを下の表に入力し、[設定]をクリックします。

これで、現在のIPアドレスからFTP接続ができるようになります。
FTP接続の3つの方法
ロリポップ!FTP
Lolipop!レンタルサーバーでは、管理画面からロリポップ!FTPを利用することができます。
この機能を使うことで、FTPクライアントソフトを使うことなく、簡単にウェブサーバーのファイルを操作することができます。
この方法の場合、管理画面から直接ファイル操作を行うことができるので、上で説明したFTP接続の許可は必要ありません。


FTPクライアントソフトによるFTP接続
FileZillaなどのFTPクライアントソフトを使用してFTP接続を行うことができます。
ここでは、FileZillaを使用する場合のFTP接続の方法をご紹介します。
FilleZillaのウェブサイトよりFileZilla Clientソフトをダウンロードし、手順にしたがってインストールします。


FilleZillaを起動し、サイトマネージャーから新しいサイトを追加します。

アカウント情報に基づき、以下の項目を入力し、[接続]をクリックします。

プロトコル | "FTP - ファイル転送プロトコル"を選択 |
ホスト(H) | FTPSサーバーを入力 (ftp.lolipop.jp) |
ユーザー(U) | FTPアカウントを入力 |
パスワード(W) | FTPパスワードを入力 |
アカウント情報は、ユーザー専用ページの「アカウント情報/パスワード変更」で確認できます。

FTP接続が確立され、FileZillaにリモートサイトが表示されます。フォルダやファイルの操作・編集が行えるようになります。

Visual Studio Codeと拡張機能"ftp-simple"によるFTP接続
Visual Studio Code(VSC)は、Microsoftが開発しているソースコードエディタです。
VSCの拡張機能であるftp-simpleを使うと、FTP接続によってウェブサーバ上のファイルのコード編集などを簡単に行うことができるようになります。
Visual Studio Codeのダウンロード&インストール
ダウンロードページからインストーラをダウンロードし、手順にしたがってVSCをインストールします。

拡張機能"ftp-simple"の追加
VSCを起動し、拡張機能"ftp-simple"をインストールします。

FTP接続のための設定
[F1]キーを押して[コマンドの表示と実行]を開き、”ftp-simple:Config - FTP connection setting”をクリックします。

ftp-simple-temp.jsonファイルが開くので、ユーザー専用ページの「アカウント情報/パスワード変更」で確認したロリポップのアカウント情報と、Wordpressのインストールされているディレクトリのパスを入力し、ファイルを上書き保存します。

Visual Studio Codeを使ってFTP接続でコードを編集
VSCで、[F1]キーを押してでコマンドパレットを開き、"ftp-simple:Remote directory open to workspace"をクリックします。”ftp-simple:Config - FTP connection setting”で設定したフォルダが表示されるのでクリックします。


左側のエクスプローラにフォルダの中身が表示され、FTPを利用してサーバーのファイルにアクセスし、VSCでコーディングができるようになります。
