今回は、効果的な広告を出すために押さえておきたいブランド戦略についてご案内します。
ブランドには4つの機能があります
- 識別機能・・・他の製品との違いを出し、差別化ができる
- 出所表示機能・・・メーカーや販売業者が明確になることにより、消費者がブランド選択をしやすくなる
- 品質保証機能・・・製品の品質が判断できるようになる
- 意味付け・象徴機能・・・購入者がステータスを感じたり、満足感を得たりする
この機能を成長させ、売り上げを増やしていくのが企業としての成長です。
ブランド戦略を進めるためにはマーケティングが必要で、「アンゾフの成長ベクトル」「5つの競争要因」「マーケティングのSTP」等、様々な要素を紐解いていき、成長戦略を練っていくことになります。それはまた後のメルマガで。
今回は、ブランド戦略の最高峰「ラグジュアリー」について少しご説明したいと思います。
「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いは何でしょう?
車を例に取ってみましょう。スタンダードな商品がトヨタ車だとすると、
プレミアム ・・・ そのジャンルの最高品 (例)ベンツ
ラグジュアリー・・・ 競争相手のいない、特別な商品 (例)ランボルギーニ
となります。
貴社の商品が「プレミアム」なのか「ラグジュアリー」なのかをはっきり意識して、それを元に販売戦略・広告戦略を立てる必要があります。
例えばベンツが品切れ・納車待ちになってしまった場合、それは販売側のマーケティングミスであり、機会損失したということになります。品切れのニュースはトラブルとして報じられるでしょう。一方、ランボルギーニが「納車3年待ち」になった場合、欲しくても手に入らない、希少価値があるというプラスのイメージがつきます。「前年のモデルは、販売開始3日で完売しました」というような宣伝も効果的でしょう。つまり、ラグジュアリーなブランドの広告戦略としては、「手に入らない」ことのアピールが重要となってきます。

このように、商品価値の立ち位置を把握し、それに応じた広告を出すことが重要になります。ラグジュアリーの特徴は「手に入りにくい商品であること」です。認知度が高く、反対に普及度が低いほど、よりラグジュアリーの価値は上がります。
貴社の旗艦商品については、おそらくプレミアム戦略を取っていることでしょう。プレミアム戦略では販売シェアや、どれだけ多く売れるかが重要なポイントです。認知度を増やすこと、多くの人に知ってもらうことはプレミアム戦略でもラグジュアリー戦略でも大切なことです。
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〜 イワサキの愚痴っぽいけど編集後記 〜
広告販促を効果的に出すために、企業が何を考えどう振る舞えばよいのか、中小企業や個人商店が知っておくと良さそうな事をこのメルマガでお伝えできればと思っています。
今回のブランドの話は、もっと後にと考えていましたが、面白い話をみつけたので急遽入れ込みました。
▽世界で一番楽しい学校~SA-CUS~完全版【西野亮廣/堀江貴文/ROLAND/田中修治】生きるために大切なこと
お笑い芸人(今は違う!?)キングコング西野さんの昨年の秋のイベントの様子です。
1時間3分あたりからサービスの差別化、プレミアムとラグジュアリーについて語ってくれています。業界のジャンルの最上級は関係ないと思うかもしれませんが、自社サービスの位置付け、立ち位置を当てはめて見つめ直すと良いかもしれません。面白いです。
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